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英語が全くできない中卒男が独学でTOEIC900点超えした英語勉強法

2022年2月8日

英語ができる人に憧れる。
英語が全く出来ない自分でも努力をすればTOEICで900点を取得できるのだろうか?
学歴なし、留学なしでもできる英語勉強法が知りたいな。

こんな疑問に答える記事です。

中学レベルの英語すらままならない英語が全く出来ない状態からでも、しっかりと英語を勉強すればTOEICで900点を取得することは可能です。

本記事では、中卒の筆者が独学でTOEIC965点を取得した誰でもできる英語勉強法をご紹介します。

筆者は中卒です(のちに30代で通信制大学を卒業しましたが)。
中学生のころはろくに勉強もせず、英語は大の苦手でしたが、はじめて行った海外でできた知り合いとコミュニケーションを取るために英語の勉強を独学で開始しました。
その結果、最初のTOEICで705点、次のTOEICで965点を取得できました。
英語が全く出来ない状態からTOEICで965点を取るまでにやった英語勉強法を本記事では公開します。

↓YouTubeに動画もアップしました。

TOEIC900点を取得するメリットとは?

TOEICで900点以上を取得するメリットには、以下のようなものがあります。

  • キャリアアップ(昇進・転職)につながる
  • 世界中の英語の情報にアクセスできる
  • 海外旅行が楽しくなる
  • 外国人の友人ができ、新しい価値観が生まれる
  • 学歴がなくても英語ができると尊敬される

英語力やTOEICスコアが昇進や転職の条件になっていることは多々ありますが、TOEICで900点以上を取得していれば、まず問題ありません。

英語ができることで、日本語の10倍はあると言われる世界中の英語の情報にアクセスできるようになります。

また、英語ができることでツアーなしでも海外旅行ができるようになり、海外旅行がさらに楽しくなります。

国内外に外国人の友人ができることで、多様な価値観に触れることができ、たくさんの学びがあります。

日本人は英語コンプレックスを抱えている人が多いためか、「英語ができる」とわかると尊敬されたり「頭がいいんだね」と言われるようになります。

筆者は学歴コンプレックスを抱えていましたが、英語ができるようになることで他人からの評価や自己肯定感が上がりました。

TOEIC900点のレベルとは?

TOEIC900点超えのための英語勉強法をご紹介する前に、簡単にTOEIC900点のレベルを解説します。

TOEICを主催する「国際ビジネスコミュニケーションセンター」では、TOEICスコアをA〜Eの5段階のレベルで評価しています。

その中で、TOEIC860点以上は一番上のAに分類され、以下のような英語レベルと評価されています。

Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。

自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。

国際ビジネスコミュニケーションセンター

実際には、英文法や単語の基礎力があり、リスニングや英文読解、TOEICテストに慣れることで十分にTOEIC900点超えは可能です。

また、集中力が続かないと、英語ネイティブレベルの英語力があったとしても、TOEICで900点に届かない可能性もあります。

そのため、英語力のレベルを上げるとともにTOEICテストへの集中力を高めることも重要です。

英語が全く出来ない状態からでもTOEIC900点超えできる英語勉強法

ここでは本題である、英語が全く出来ない状態からTOEIC900点超えするための英語勉強法をご紹介します。

英語が苦手な人でも、中学英語すらわからない人でも、しっかりと勉強することでTOEICの点数は確実に伸びます。

中学英語を復習する

まずは、中学英語を復習します。

と言っても、忘れている部分を思い出す程度で十分なので、『カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本』を一読すれば大丈夫です。

タイトルには「10時間」と書いてありますが、もっと早く読みおわると思います。

また、筆者のように中学英語すらしっかり勉強してこなかった場合は、基礎をもう少ししっかりと学んだ方がいいかもしれません。

筆者の場合は、NHKの『ラジオ中学生の基礎英語 レベル1』を1年分大人買いして一気に勉強しました。

NHKラジオの1年分の書籍とCDを購入すると合計2万円程度かかるので、予算に余裕がない場合はやらなくても大丈夫です。

さまざまな講座が月額1,078円でウケホーダイの オンスク の「ざっくり学ぶ中学英語」で動画学習するのもいいでしょう。

1ヶ月あれば十分なので、書籍を買うよりも安いかもしれません。

基礎英単語を覚える

中学英語をざっくりと復習したら、基礎的な英単語を覚えます。

TOEICで使用される英単語の数は限られているので、TOEICでよく使われる英単語を覚えることが重要です。

筆者は『カラー版 TOEICテストに でる順英単語』の一冊しか英単語帳はやりませんでしたが、これだけでTOEIC965点を取得できました。

本書にはTOEICテストに出る頻度順に約3,500語の英単語が収録されています。

最初の1,000語だけでTOEICテストに使用される英単語の約80%がカバーできます。

TOEICで高得点を取得するために効率よく英単語を覚えるのであれば、この英単語帳を一冊しっかりと学習すれば十分です。

中学レベルの英単語が心配な場合は、『キクタン【中学英単語】高校入試レベル』もあわせて学習することをおすすめします。

TOEICの点数を上げるためには英単語は一番重要なので、まずは基礎的な英単語をしっかりと覚えましょう。

熟語の学習は効率が悪いので、TOEICのためだけであればやらなくても問題ありません。

基礎英文法を理解する

英単語をある程度覚えたら、並行して英文法の勉強もしましょう。

子どもは英文法なんて学ばずに英語を話せるようになるんだから英文法は不要でしょ。

という暴論をよく聞きますが、筆者はそうは思いません。

たしかに、毎日24時間、何年も英語漬けの環境にいれば、英文法を学ばなくてもそれなりに英語はできるようになります。

英文法とは英語を話すためのルールなので、英語漬けの環境に何年も身を置くことで自然と身につくということです。

しかし、そんな環境に何年も身が置けるでしょうか?

そんな人はほとんどいないのではないでしょうか?

何年も英語漬けの環境に身を置く代わりに、英文法を勉強する必要があります。

英語のルールをしっかりと学ぶことが、TOEIC900点以上を取得するための最短ルートです。

当時の筆者のように「中学英語の英文法すらちんぷんかんぷん」というレベルの場合は、『新TOEICテスト 英文法をはじめからていねいに 改訂版』から始めましょう。

薄い本なので、わからない部分があっても飛ばし飛ばしで3回読んでみてください。

そして、そのあとに『総合英語 Evergreen』を学習します。

本書は600ページを超えるため、すべてを理解するのは困難です。

しかし、本書もわからないところは飛ばしながら2〜3回読むことで、TOEICに必要な英文法が身につきます。

また、TOEIC公式問題集などでわからない英文法が出てきたときには、辞書的に利用しましょう。

頻出フレーズを覚える

基本的な英単語と英文法ができるようになると、英文の理解力はかなり向上します。

しかし、実践的なフレーズに慣れていないと、英語を聞いたときに瞬時に理解するのは難しいです。

そこで、よく使われる英語のフレーズを覚えることをおすすめします。

筆者は『ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100』を使ってよく使われる英会話のフレーズを覚えました。

これまでに覚えた英単語と英文法が実践的に使えるようになり、英会話でも役立つので本書に掲載されているフレーズはすべて覚えてしまいましょう。

通勤中などの移動中に、本書に収録の音声を何度も流し聞きするのもおすすめです。

発音の勉強でリスニング力を鍛える

英語が苦手な人は、リスニングに苦手意識を持っている人が多いと思います。

しかし、TOEICのリスニング問題の内容は簡単なものばかりなので、900点以上を目指す場合は、最低でも450点、できれば満点の495点を目指したいところです。

英語のリスニング力を強化するには、英語の発音を鍛えることをおすすめします。

リスニング力の強化に発音の勉強?

と思うかもしれませんが、自分で発音できない音を聞き取るのは不可能なため、英語の発音を学習することは英語のリスニング力向上には欠かせません。

筆者は、英語学習初期の段階から『英語耳』を使って何度も何度も英語の発音を練習しました。

そのおかげで、TOEICのリスニングセクションでは満点の495点を取得できました。

また、筆者は留学の経験はありませんが、「アメリカに住んでいたの?」と外国人に聞かれることがよくあります。

これは、本書を何度も繰り返し練習した成果だと思います。

多読で英文に慣れてリーディング力を鍛える

TOEICのリーディングセクションでは、大量の英文を読んで理解し、解答しなければなりません。

そのため、普段から英文をたくさん読むことに慣れておく必要があります。

リーディング力を鍛えるためには、英文の「多読」がおすすめです。

しかし、難解な英文に挑戦してしまうと途中で挫折する可能性が高いので、「英語が読める」と実感できる簡単で楽しい教材を使いましょう。

筆者は、『アインシュタイン・ストーリー The Albert Einstein Story (ラダーシリーズ Level 1)』などのラダーシリーズや、『Penguin Readers: Level 2 GANDHI (Penguin Readers, Level 2)』などのペンギンリーダーズのシリーズを合計30冊以上読みました。

レベルごとに語彙数が制限されており、巻末には英単語の説明が載っているため、辞書がなくても英文を読むことが可能です。

まずはレベル1から始めて「英語が読める」感覚をつかんでください。

そして、あなたの興味にあった教材を選びながら、徐々にレベルを上げて、最終的にはレベル4に挑戦しましょう。

「英語で読書して感動する」経験は、あなたの英語学習のモチベーションにもつながるはずです。

TOEIC公式問題集で問題形式に慣れる

英語力がある程度ついたら『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』に挑戦してください。

TOEIC公式問題集は、ほぼ過去問と考えて問題ありません。

問題集をやるときは、必ず時間を計測して本番と同様の時間以内に解答する練習をしてください。

答え合わせをしたら、間違えた問題を徹底的に復習します。

英単語がわからなかったのか、英文法がわからなかったのか、聞き取れない発音があったのか、焦ってしまって間違えたのか。

間違えた理由を理解して、しっかりと復習します。

最新のTOEIC公式問題集を3冊程度購入し、何度も何度も試験問題を解いて、わからないところを徹底的に潰しましょう。

公式問題集は高いから、似たような他の模擬試験問題集でも大丈夫?

と考えるかもしれませんが、実際のTOEICテストとレベルに大きな差があったり、的はずれな問題が掲載されていたりするやめておいた方が無難です。

「少し安いから」と公式以外のTOEIC問題集を購入するのではなく、必ず公式問題集を購入しましょう。

英語が全く出来ない→TOEIC900点取得に必要な勉強時間とは?

TOEIC900点を取得するのは、才能や学歴に関係なく誰でも可能です。

それは、中学生時代に英語を苦手としていた中卒の筆者が独学でTOEIC965点を取得したことが証明しています。

では、英語が全く出来ない状態からTOEIC900点を取得するにはどの程度の勉強時間が必要なのでしょうか?

自身の経験から約1,000時間の勉強時間が必要だと考えます。

筆者は、英語力ゼロの状態からTOEICの勉強を始め、約3ヶ月後に受けた最初のTOEICテストで705点を取得しました。

当時はサラリーマンでしたが、平日は約4時間、休日は約8時間勉強し、合計約500時間の勉強時間を作りました。

その後、英語の勉強からは少し離れていましたが、改めて本気で同じように約3ヶ月間、約500時間勉強し、次のTOEICテストで965点を取得しました。

本記事で紹介した勉強法を正しく行えば、英語が全く出来ない状態からでも、半年程度、合計1,000時間程度の勉強時間でTOEIC900点を取得できます。

英語の総合力が上がればTOEICスコアもアップ

TOEICのための勉強だけをしていたのでは、英語を話せるようにはなりません。

また、TOEICのための勉強だけでなく、英語の総合力を上げることがTOEICのスコアアップにもつながります。

筆者がTOEICの勉強以外で、英語力を伸ばすために実際に行ったのは以下の3点です。

  • 外国人が住んでいるシェアハウスに住む
  • 英会話カフェに通う
  • 余暇も音楽や映画で英語に触れる

>>月額税込み3,278円から通い放題の英会話カフェ「LanCul」

また、筆者がTOEICの学習を始めた当初はあまり多くなかったので利用しませんでしたが、オンライン英会話を定期的に受けるのも、英語力の向上およびモチベーションの維持に役立つはずです。

>>会員数90万人突破!業界No.1のオンライン英会話 「レアジョブ英会話」

TOEIC900点を最終目標とせず、実際に使える英語力を身につけるために、これらの英語力を伸ばす方法も試してみてください。

TOEIC900点の英語の実力とは?

TOEIC900点台の英語の実力はどのようなレベルなのでしょうか?

はっきり言ってしまうと、ほとんどの人が想像するような英語がペラペラの上級者ではありません。

「やっと英語の基礎がマスターできた」というレベルです。

TOEICのための勉強だけでは、英語ネイティブとの英会話も洋画を字幕なしで見るのも困難です。

しかし、英語力の基礎は身についているので、外国人の友人を作ったり英会話学校に通うことで、すぐに英会話ができるようになります。

英語の基礎力がない状態で英会話学校に行っても英会話はできるようになりません。

英会話ができるようになりたい場合も、TOEIC900点を目指しつつ、まずは英語の基礎力をしっかりと身につけましょう。

英語が全く出来ない状態からでもTOEIC900点は取得可能です

本記事では、英語が全く出来ない中卒の筆者が独学でTOEIC900点超えした誰でもできる英語勉強法をご紹介しました。

しっかりと勉強すればTOEIC900点は誰でも取得できます。

また、TOEIC900点は高学歴にも負けないほどのブランド力があります。

そのため、TOEIC900点の取得はコストパフォーマンスが非常に高いと感じています。

あなたが学歴コンプレックスを持っていたり、転職で有利な資格がほしいと思っていたり、一生役に立つスキルを身につけたいと感じているのであれば、TOEIC900点以上を取得することをおすすめします。

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英語学習ってモチベーションの維持が難しいよね。

というあなたには、オンライン英会話で英語学習のモチベーションを維持するのがおすすめ。

英語が話せるようになっていく感覚や、実際に外国人と英語で話す経験が、あなたの英語学習のモチベーションにつながります。

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