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ホテル暮らしの費用は賃貸より安い!メリットや注意点、住民票問題も解説

2022年1月11日

筆者は今まで世界中を転々として生活をしてきましたが、コロナの影響で日本でしばらく生活することになりました。

そんな中、「いつまで日本にいるかわからないし、同じ場所にずっと住むのはいやだからホテル暮らしはできないか?」と考え、今までホテル暮らしを続けてきました。

ノマドワーカーなどのもともと家を持たなかった人たちだけでなく、最近は会社員の人たちもホテル暮らしに興味があるようでよく質問を受けるようになりました。

そこでこの記事では、ホテル暮らしの費用や安いホテルの探し方、気になる住民票についてなどを解説します。

これからホテル暮らしをしようかと考えている人には全力でおすすめしたいです!
賃貸よりも費用を抑えて魅力的な立地に住んだり、家事を手放したり、インターネットや水道などの契約を考えたりする必要もなくなります。
固定費がなくなるので旅行時のホテル代もあまり気にならなくなるため、旅行好きの方には特におすすめです。

最近話題のホテル暮らしとは?

まずは、この記事での「ホテル暮らし」を定義します。

ホテル暮らしとは、自宅を持たずにホテルで暮らしている状態のことです。

ホテル暮らしをしている人のことを「ホテル住まい」や「ホテル生活者」、「アドレスホッパー」などと呼びます。

コロナ前からも一部のノマドワーカーやアドレスホッパーがホテル暮らしをしていましたがあまり一般的ではありませんでした。

しかし、コロナ禍で働き方やライフスタイルが見直される中、「そもそも家を持つ必要はあるのだろうか?」という疑問を持ち、ホテル暮らしを検討する人が増加してきました。

ホテル住まいに向いている人とは?

筆者はノマドワーカーとして1年以上ホテル暮らしを続けてきました。

そんな中で、ホテル暮らしに向いている人とそうでない人がいることが少しずつわかってきました。筆者が考えるホテル暮らしに向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 新しい環境や刺激を好む
  • 収集癖がなくミニマリストを志向
  • 家具や寝具に強いこだわりがない
  • 自己管理ができる

また、会社勤めをしていても通勤範囲内でホテル暮らしをすることも可能ですが、パソコンひとつでオンラインで仕事ができるノマドワーカーやリモートワーカーの方がホテル暮らしに向いています。

ホテル暮らしのメリット

自宅を持たずにホテル暮らしをするメリットは何でしょうか?

これはライフスタイルや属性によっても変わってくると思いますので、筆者の簡単なプロフィールを先にご紹介しておきます。

  • 30代/独身/持ち家なし
  • Web系フリーランスでパソコンがあればどこでも仕事可能
  • 以前は東京都内で会社員として毎日通勤

ここでは、筆者が考えるホテル暮らしをするメリットを解説します。

ホテル暮らしのメリット1:家事から解放される

ホテル暮らしをすると、部屋の清掃はホテルの方がしてくれます。

また、部屋にキッチンがあっても簡易的なものがほとんどなため、料理はほとんどしません。

そのため、今まで掃除や料理などの家事に使っていた時間から解放されます。

部屋の清掃やゴミ捨て、トイレや浴室の掃除など、地味にストレスになる家事から解放されることで自分の時間を作れるのはホテル暮らしの大きなメリットのひとつです。

ホテル暮らしのメリット2:賃貸よりも費用が下がる

ホテルのサブスクを使えば、東京以外の地方都市であれば1ヶ月10万円程度、東京都内であれば1ヶ月15万円程度からホテル住まいができます。

この費用には、インターネットや水道光熱費なども含まれています。

さらに、賃貸を契約する場合は、敷金・礼金・仲介手数料などで家賃の3〜6ヶ月分程度の初期費用がかかりますが、ホテル暮らしの場合はこういった費用がかかりません。

また、家具なども購入する必要がありません。

最近のホテルは、コーヒーなどのドリンクサービスがあるところも多く、筆者が宿泊していたホテルでは朝食まで含まれているところもありました。

このように、実はホテル暮らしの方が賃貸よりも費用が下がることがあるのも大きなメリットのひとつです。

ホテル暮らしのメリット3:気軽に引っ越しが可能

ホテル暮らしをする場合は、数ヶ月単位の特別な契約をする場合を除いて、翌日にでも引っ越しできます。

筆者のように飽き性な性格の場合には、いつでも引っ越しができるというのは心理的に大きくプラスに働きます。

毎日の仕事がルーティンワークになってしまっても、住んでいる環境を変えるだけで新たな刺激を受けることができ、毎日の生活に退屈しなくなります。

ホテル暮らしのメリット4:気軽に旅行ができるようになる

通常、賃貸や持ち家などで自宅がある場合、毎月、家賃やローンを支払うことになります。

その場合、長期で旅行に出かける場合、家賃やローンを支払いながら、追加で旅行先のホテル代を払う必要があります。

例えば、毎月12万円の家賃を払いっていて、1週間旅行に出かけてホテル代が1泊1万円だった場合、その月は合計で19万円の支払いが必要です。

一方で、ホテル暮らしをしている場合は、普段は月12万円(1泊4,000円)のホテルで暮らしていても、1週間の旅行中はそのホテル代を払う必要がありません。旅行中のホテル代が1泊1万円だった場合、1泊あたり6,000円プラスで払えばいいことになり、その月の合計支払い額は162,000円になります。つまり、自宅がある場合よりも28,000円の節約が可能です。

また、旅行の際も、普段住んでいるホテルと同じ金額のホテルに宿泊する場合は、交通費以外はお金がかからないことなります。

このように、旅行にかかる費用的負担が減ることで、気軽に旅行ができるようになります。

ホテル暮らしのデメリット・注意点

それでは、逆にホテル暮らしをするデメリットや注意点にはどのようなものがあるのでしょうか?

ホテル暮らしのデメリット1:健康管理が難しい

筆者は昔から健康オタクで、筋トレは15以上していますし、ヨガも10年ほど続けています。

また、食事にも気をつかっていて、今までさまざまなサプリメントやスーパーフードも試してきました。

しかし、ホテル暮らしをしながら転々としていると、定期的に同じジムに通うことは困難ですし、なかなか料理もできません。移動により生活リズムが狂ってしまうこともあります。

そのため、自宅を持っている場合と比べて、健康管理が難しくなると感じています。

しかし、ジムがついているホテルや簡易キッチンがついているホテルを選択することで、ある程度の問題は解決できます。

また、カリステニクスのような自重トレーニングを取り入れればジムは不要です。

生活リズムを崩さないためには、遅い時間の移動をなるべく避けることが重要だと感じています。

ホテル暮らしのデメリット2:多くのものを持てない

スイートルームなどの大きな部屋を除いて、基本的にホテルの部屋にはあまり収納スペースがありません。

また、ホテル暮らしをする場合、移動が多くなります。

そのため、どうしても持ち物を減らす必要性があります。

筆者の場合は、スーツケースひとつに収まる程度の荷物で生活をしています。

それ以外にも本や季節ものの服など、いつも必要なわけではないけれど捨てるわけにはいかないものは、トランクルームに保管してあります。

持ち物を減らさなければいけないのはデメリットでもありますが、強制的に不要なものを減らすことは、結果的に選択のストレスを減らすことにもつながり、ある意味ではメリットとなり得るかもしれません。

ホテル暮らしのデメリット3:エンゲル係数が高くなりやすい

ホテル暮らしをしていると、自炊の回数は極端に減ります。

ホテルでの食事を含めた外食が増えるため、どうしてもエンゲル係数(家計の消費支出に占める食料費の比率)が高くなりがちです。

しかし、筆者の場合は、朝食つきのホテルに宿泊したり、簡単な調理あるいは調理不要で食べられるものを部屋で食べることで食費を抑えています。

その結果、会社員時代に東京の賃貸でひとり暮らしをしていたときと大きく変わらない程度の食費に収まっています。

ホテル暮らしにかかる費用の目安

ホテル暮らしに憧れや興味があっても実際に行動に移さない一番の理由はホテル暮らしの費用が心配だからかもしれません。

実際、筆者がホテル暮らしをしていることを話すと、

「お金があっていいね」

「ずいぶん稼いでるんだね」

などと言われることがよくあります。

しかし実際には、都内の家賃や持ち家のローンとそんなに変わらない金額でもホテル暮らしは十分に可能です。場合によってはそれよりも安いこともあります。

ここでは、ホテル暮らしの予算別にどのようなホテルに住めるのかを解説します。

ホテル暮らし費用が10万円以下の場合

「月10万円以下でホテル暮らしができる」と言うと驚かれます。しかし、地方都市のビジネスホテル生活なら月10万円以下で十分に可能です。

ビジネスホテルに住む場合、部屋は15平米前後と狭めになることが多いです。

筆者の場合は、東京都内のコンフォートホテルに数ヶ月滞在しましたが、コロナ禍で料金が安くなっていたこともあり、月10万円以下で朝食つきでした。さらにコーヒーなどのドリンクサービスやライブラリー・作業スペースもあったため、非常に快適でした。

他にも以前、アパホテルが定額マンスリープランを月額99,000円で販売していました。全国150以上のアパホテルに泊まり放題だったため、全国各地を旅しても月10万円以内で収めることが可能でした。東急ステイも以前は「1カ月連泊プラン」を月額98,000円で販売していました。

ホテルのサブスクやマンスリープランを使えば、1ヶ月10万円以下でもホテル暮らしは可能です。

ホテル暮らし費用が20万円以下の場合

予算が月10万円以上になると、選択肢がかなり増えます。

例えば、ホテルのサブスク「 goodroom(旧:ホテルパス) (hotelpass)」を使えば、東京都内でもかなりの選択肢が見つかります。

また、これだけ予算がある場合は、無理に1ヶ月などの長期滞在のプランを選択しなくても、楽天トラベルやYahoo!トラベルなどで検索すれば、1泊5,000円以内のホテルも見つかるでしょう。

20万円程度の予算がある場合は、「平日はビジネスホテルに滞在しつつ、週末は旅館やちょっといいホテルに宿泊する」というスタイルのホテル暮らしも十分に可能です。

ホテル暮らし費用が30万円前後の場合

予算が月30万円前後ある場合は、かなりの贅沢が可能です。

プランが発売されたときに大きく話題になったのが、帝国ホテルの30泊36万円のプランです。

通常は1泊数万円する帝国ホテルの部屋に格安で泊まれるということで、発売から数時間で全99部屋が完売しました。それから何度か再販され続け、常に人気のあるプランです。

宿泊中はジムやプール、駐車場、専属サービスアテンダント、コミュニティルーム、ラウンジでのコーヒーなども無料で利用できます。

他にも、ホテルニューオータニはサービスアパートメントを30泊378,000円で販売したり、京王プラザも朝食付き30泊21万円で「”暮らす”@the HOTEL」を販売したりしました。

また、マリオットホテルグループなど大手のホテルグループに宿泊し続けることで、上級会員になることも視野に入ってきます。

筆者もマリオットホテルの上級会員になっているため、ホテルに宿泊すると朝食が無料になったり、部屋がアップグレードされたり、ラウンジが利用できたり、レイトチェックアウトを無料で行ったりすることが可能になります。

宿泊をひとつのホテルグループにまとめることで、その会員プログラムのポイントがたくさん貯まるので、将来、ポイントを使って無料宿泊をすることも可能になるのも大きなメリットです。

マリオットホテルに宿泊するなら必須のマリオットボンヴォイアメックスカードについては以下の記事で解説しています。

ホテル暮らしの住民票問題

ホテル暮らしをする場合は、住民票はどうすればいいのでしょうか?

ホテル次第ではありますが、長期滞在で住む意思があると判断される場合は、ホテルの住所に住民票を置くことが可能な場合があります。

ホテルを転々とするホテル住まいの場合は、ホテルの住所に住民票を置くことはできません。その場合は、実家や友人宅に住民票を置くことが多いです。

また、「住民票を置くだけのサービス」というのは存在しませんが、月額1万円程度の超格安シェアハウスを契約して住民票を置く人もいるようです。

ただし、実際に住んでいないところに住所を置くのは違法状態です。場合によっては住民票が消除されることもありますので注意が必要です。

ホテル暮らし中の郵便物の宛先はどうする?

筆者の場合、住民票は実家に置いてあります。

そのため、マイナンバーカードや運転免許証、健康保険証などの公的書類の住所は実家の住所になっています。

しかし、日々受け取る郵便や宅急便などはホテルの住所に「フロント気付」として送ってもらうようにしています。

また、定期的に届く郵便物がある場合は、郵便局に転居届を出します。

ただし、「転送不要」や「転送不可」となっている郵便物は転居届を出していても転送されないので注意が必要です。

ホテル暮らし中の筆者の1日はこんな感じ

ホテル暮らしを続ける中で、仕事の日のルーティンが出来上がりました。

ホテル暮らし中の筆者の1日のスケジュールは以下のようなものです。

6:30起床
7:00ヨガ・瞑想
8:00朝食
8:30カフェなどで仕事
12:00昼食
13:00カフェやホテルで仕事
16:00筋トレ
17:30自由時間
18:30夕食
19:30自由時間
20:30寝支度(スマホ通知オフ)
21:30消灯+読書
22:30就寝

朝は6時台に起きて、白湯を飲んでお手洗いに行き歯磨きをしたらヨガと瞑想で体と心を整えます。

朝食を摂ったら重要なタスクを午前中におわらせます。

昼食後、残りの仕事をして、集中力が切れたら筋トレをします。

その後、必要があれば仕事をし、なければ自由時間とします。

22時前には消灯してKindleで読書をし、眠くなったら寝ます。

時間に自由のあるホテル暮らしのフリーランスだからこそ、なるべく健康的に早寝早起きするように心がけています。

ホテル暮らしにあると便利なもの

ホテル暮らしをする場合、荷物は最小限にする必要があります。

しかし、ここで紹介しているものを持っているとホテル暮らしが便利で快適になります。

VPNを使うと通信の安全が確保できるだけではなく、YouTubeプレミアムが最大80%割引になるなど、さまざまなサブスクサービスを格安で利用できるようになります。

VPNサービスの大手で、安心・格安のNordVPNの料金についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ホテル暮らしに向いているホテルとは?

ホテル暮らしには、向いているホテルと向いていないホテルがあります。

また、ホテル内で多くの時間を過ごすのか、ホテルでは寝るだけなのか、その人のライフスタイルによってもどのようなホテルを選ぶべきかは変わってきます。

筆者の場合はホテルを数日に1回変えながら、ホテルの部屋やラウンジ、カフェなどで仕事をしています。

このようなライフスタイルの場合は、以下の点が特に重要になってきます。

  • インターネット環境
  • 部屋のデスク環境
  • 部屋以外での作業環境(ラウンジなど)の有無
  • コインランドリーの有無

また、安心して長期滞在するためには、以下の点も重要です。

  • コインランドリーの有無
  • セキュリティの高さ
  • 接客の良さ

ホテルで食事をしたい場合は、以下の点も考慮する必要があります。

  • 朝食の有無
  • ホテル内レストランの有無
  • キッチンの有無

ホテル長期宿泊の安いプランを探す方法とは?

長期宿泊のお得なプランを探す場合、OTA(オンライン旅行代理店)で検索するかサブスクを利用するのが王道です。

OTAを使ってホテル暮らしを安くする方法

2週間以上の滞在でお得な宿泊プランを販売している マンスリーホテル というOTAがあります。

ホテル長期滞在専門の予約サイトなので、平均して通常の20%程度の割引が受けられます。

実際に京都に14泊する場合の料金を調べてみると、ゲストハウスの個室であれば1泊2,300円から、ホテルの部屋でも1泊2,700円から見つかりました。

\ ホテル長期滞在が平均20%オフ /

マンスリーホテルを見てみる

ホテルタビノス京都は、フリーコーヒーやフリースペース、漫画読み放題などのサービスがあるため、筆者のようなノマドにはぴったりの環境でおすすめです。

他にも、楽天トラベルなどのOTAを使って5泊や1週間などの長期滞在の検索をすると、思わぬ掘り出しものを発見できるときがあります。

筆者が以前見つけたものでは、ドミトリーでも1泊3,000円程度する温泉宿が、5泊以上の宿泊では、個室が1泊2,000円以下になるプランがありました。

行きたいエリアと期間を決めて、楽天トラベルやBooking.comなどで検索してみてください。

楽天トラベルには長期滞在プランは掲載されていないのにBooking.comには掲載されている場合もあるので、複数サイトを検索するのがおすすめです。

また、OTAを横断して検索できるトリバゴやトラベルコを使って検索するのもいいでしょう。ただし、長期滞在プランはトラベルコなどでは表示されないこともあるため注意が必要です。

サブスクを使ってホテル暮らしを安くする方法

筆者は、「 HafH (ハフ)」という旅のサブスクを使って、以前は月額82,000円でコンフォートホテルなどでホテル暮らしをしていました。

しかし現在はプランが複雑になり、HafHだけでホテル暮らしをするのは困難になってしまいました。

現在おすすめのホテルのサブスクは「 goodroom(旧:ホテルパス) (hotelpass)」です。

ホテルのサブスクについてはこちらの記事で徹底的に比較しました。

ホテル暮らしは安くて楽しい!

この記事では、現在ホテル暮らし中の筆者の経験をもとに、ホテル暮らしの実際について解説しました。

もしあなたがホテル暮らしに興味があるのなら、自宅を手放す前に、まずは週末ホテル暮らしから始めてもいいかもしれません。

実際にホテル暮らしをプチ体験することで、「自分はホテル暮らしに向いているのか」「何か不自由することはないか」ということが見えてくると思います。

まずは、あなたが興味ある場所のホテルがどれくらいの金額で泊まれるのかを調べて、生活をイメージしてみましょう!

ホテル暮らしを始めるなら、ホテルのサブスク「 goodroom(旧:ホテルパス) (hotelpass)」をまずはチェックしてみてください。

\ 筆者イチオシのサブスク /

goodroom(旧:ホテルパス)公式サイト

「サブスクはちょっと……」という場合は「 マンスリーホテル 」もおすすめです。

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マンスリーホテルを見てみる

ホテルのサブスクについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事もチェックしてみてください。

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