仕事をしながら世界中を旅してみたいな。
でも、そんなのは夢のような話で僕には無理かな?
世界中を旅行しながらライターとして生活をしているトラベルライターが存在するらしいけど、実際はどんな感じなんだろう?
トラベルライターになる方法や具体的な収入が知りたいな。
こんな疑問に答える記事です。
本記事では、世界中を旅しながら文章を書くことで生計を立てるトラベルライターである筆者が、トラベルライターとは何かやトラベルライターになる方法、トラベルライターの収入額などを解説します。
本記事を読みおわったころには、「私もトラベルライターになれるかも」と感じていただけるはずです。
筆者は昔はバックパッカーとして仕事をせずに世界中を旅していました。
しかし、日本でしばらく仕事をして貯金をして、世界を旅してお金がなくなったら日本に帰ってきて働いて……、というのをいつまでも繰り返すわけにはいかないと思うようになってきました。
そんな中、コロナ禍にインドに閉じ込められてしまったときにトラベルライターになる道が開かれました。
実際に行動すれば意外と簡単になれるトラベルライターについて、本記事では余すところなく解説します。
トラベルライターとは?
「トラベルライター」と一言で言っても、実は2種類のタイプがあります。
1つ目は「旅を仕事にする」タイプの「旅行ライター」、2つ目は「旅をしながら記事を執筆する」タイプの「ノマドライター」です。
まずはここでは、この2種類のトラベルライターの違いについて解説します。
トラベルライターの種類1:旅を仕事にする「旅行ライター」
トラベルライターの1つ目のタイプは、旅を仕事にする「旅行ライター」です。
旅行ライターは、旅をしながら旅行についての記事を執筆することを仕事とします。
あなたが「トラベルライター」と聞いたときにイメージするのはこの旅行ライターではないでしょうか?
しかし一般的に、旅行についての記事は量産するのが難しい上に単価もあまり高くありません。そのため、「ギリギリ生活費・旅費を稼ぐのがやっと」あるいは「お小遣い稼ぎ程度の副業」として旅行ライターをしている人も少なくないのが実情です。
バックパッカーなどが旅のついでに旅行先の情報を執筆してお小遣いを稼ぐのには向いていますが、旅行ライターを本業にするのは簡単ではないと心得ておきましょう。
トラベルライターの種類2:旅をしながら記事を執筆する「ノマドライター」
トラベルライターの2つ目のタイプは、旅をしながら記事を執筆する「ノマドライター」です。
ノマドライターは、旅をしながら記事を執筆するという部分は旅行ライターと共通しますが、執筆する記事は必ずしも旅行についてではありません。
あくまでも旅行をしながら執筆業をリモートワークしているだけなので、執筆する記事の内容は実にさまざまです。
ノマドライターの場合は、専門性の高いトピックや独自性の高い記事を書くことで、文字単価・記事単価が高くなりやすいのが特徴です。
実際に筆者の場合も、ノマドライターになって数ヶ月で、1記事につき1〜2万円を稼げるようになりました。
ライターを本業にして旅をしたい場合は、トラベルライターの中でも、このノマドライターになることをおすすめします。
トラベルライターの収入目安
実際にトラベルライターとして働く場合、どれくらい稼げるのか、その収入額が気になりますよね?
ここでは、旅行ライターとノマドライターの収入額の目安を解説します。
トラベルライターの種類1:旅行ライターの収入目安
旅を仕事にする旅行ライターの場合、収入は文字単価1円程度が相場です。
つまり、4,000文字の記事を執筆してもらえるのは4,000円程度です。
多くの場合は記事に関連するオリジナルの画像も求められますが、その画像が記事の料金に含まれている場合もあれば、別途請求できる場合もあります。
初心者ライターの場合は、1日4,000文字も書くのは難しいでしょう。仮に月に15記事執筆したとしも稼ぎは6万円程度です。
経験を積むことで執筆スピードが上がったり、文字単価が向上したりもしますが、最初のうちはこの程度しか稼げないことを覚悟する必要があります。
また、実際には月に15記事も執筆するほどの依頼がなかったり、ネタがなかったりする可能性も大いにあります。
トラベルライターの種類2:ノマドライターの収入目安
旅をしながら記事を執筆するノマドライターの場合も、初心者のうちは文字単価1円程度が相場です。
つまり、4,000文字の記事を執筆してもらえるのは4,000円程度です。
しかし、ITや語学、ビジネスなど、自分の得意分野・専門分野についての記事執筆であれば、すぐに文字単価は上がります。
筆者の場合は、最初に受けた仕事の文字単価は1円でしたが、半年以内にはすべての仕事の文字単価が3円以上になりました。一番高いものの文字単価は7.5円でした。
また、記事に挿入する画像の編集やシステムへの投稿についても別途請求していたため、1記事あたり1.5万円〜3万円程度の収入がありました。
筆者はスローライターのため、1〜2日で1記事の執筆をしていましたが、それでも最高月収は45万円ほどになりました。
このように、ノマドライターとして自身の専門分野を活かした記事執筆をする場合、旅行をしながらでもサラリーマンの平均年収程度は稼げるようになります。
旅行ライター(トラベルライター)の仕事を獲得する方法
トラベルライターの中でも「旅を仕事にする」タイプの旅行ライターとして仕事を獲得する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、旅行関連の記事執筆の仕事を獲得する方法を解説します。
旅行サイトに応募する
まず一番簡単なのは、旅行関連の記事を掲載している旅行メディアへトラベルライターとして応募する方法です。
一般的には応募資格として、外国に10〜20ヵ国程度は行った経験が必要になります。
また、メディアによってはライターとしての経験が求められることもあります。
トラベルライターを募集している主要メディアのリンクをここに貼っておきますので、興味がある場合は詳細を確認してから応募してみてください。
自分のブログを開設する
次に、自分のブログを開設して、旅行に関する記事をアップする方法です。
ブログにアクセスが集まるようになると、旅行サイトから仕事のオファーが来ることがあります。
また、トラベルライターを募集している旅行サイトへ応募する場合も、自分のブログのURLを添付することで、採用率が高くなります。
「いきなりお金をもらってトラベルライターをやるのは荷が重い」と感じる場合もあると思います。その場合は、まずは自分のブログを開設して、気軽に記事を書くところから始めるといいでしょう。
ブログでアドセンスやアフィリエイトを行うことで、ブログ自体が収益を生むケースもあります。
SNSを活用する
TwitterなどのSNSで、自分自身を「トラベルライター」と名乗って発信したり、旅行メディア関係のアカウントとつながりを作ったりしておくと、トラベルライターとしての仕事の依頼が舞い込むことがあります。
また、Twitter上で「トラベルライター 募集」などで検索をかけると、トラベルライターの仕事が見つかることがあります。
余裕があるのであれば、自分のブログを開設して、それとSNSを連携する形でトラベルライターとして発信していくとより良いでしょう。
ノマドライター(トラベルライター)になるには
それでは、もう1種類のトラベルライターである、旅をしながら記事を執筆するタイプのノマドライターになるには、具体的にどのようなステップを踏む必要があるのでしょうか?
ノマドライターになるためのステップは大きくわけて3つです。
まずは、ランサーズやクラウドワークスといった大手のクラウドソーシングサイトに登録します。クラウドソーシングサイトとは、仕事を発注したい企業や個人と、その仕事を受注したい人をつなげるプラットフォームです。
次に、クラウドソーシングサイト上で実際に仕事を受注して、記事を執筆します。
そして、とにかくいい記事を書きながらスキルアップすることで収入アップを目指します。
ノマドライターとは「旅するWebライター」のことですが、Webライターになる方法は以下の記事で詳しく解説しています。
トラベルライターのメリットとデメリット
旅行好きな人にとっては夢のような、世界を旅しながら仕事をするトラベルライターですが、この仕事にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
トラベルライターのメリット
旅行好きがトラベルライターになる一番のメリットは、経費で旅行ができることかもしれません。
旅行メディア向けに記事を執筆する場合だけでなく、自身のブログで収益化する目的で旅行関連の記事を執筆する場合も、旅行に伴うさまざまな費用を経費化できる可能性があります。
また、トラベルライターになれば、どこでも仕事・リモートワークができるようになるのもメリットです。
そして、クライアントとのやりとりはメールなどで完結することがほとんどです。そのため、対人コミュニケーションが苦手な人にとっては、これもメリットになるでしょう。
トラベルライターのデメリット
一方で、トラベルライターにはデメリットもあります。
旅行関連の記事を執筆する場合は、リサーチや写真撮影を含め、記事執筆には多くの時間がかかります。時給換算をしてしまうとやる気を失うかもしれません。
また、旅行関連の記事を執筆するには、さまざまな場所に出向く必要があるため、意外と体力が必要です。
そして、旅行関連の記事を執筆する旅行ライターの求人はあまり多くありません。
しかし、これらのデメリットは旅を仕事にするタイプの旅行ライターに関するもので、旅をしながら旅以外のトピックについても執筆するノマドライターであれば、これらのデメリットを感じることは少ないはずです。
トラベルライターに必要なスキルはこれだけ
トラベルライターになるためには、あまり多くのスキルは必要ありません。
しっかり勉強しながらコツコツと仕事を続ければ、数ヶ月のうちにしっかりと稼げるようになるはずです。
ここでは、トラベルライターに必要な3つのスキルをご紹介します。
トラベルライターに必要なスキル1:最低限の文章力
トラベルライターは、文章を書くことを生業とする「文章を書くプロ」です。
しかし、だからといって美しい文章を書く必要はありません。誤字脱字がなく、読みやすい文章が書ければ大丈夫です。
通常の文章とWebライティングの文章の書き方は少し異なりますが、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ』を読めばWebライティングに関する一通りの知識は身につけられます。
実際に文章を書き始める前に一読してみてください。また、トラベルライターとして実際に記事を書き始めたら、改めて読み直してみてください。新たな発見があるはずです。
筆者も、Webライターになってから何度も読み直しているバイブル的存在です。
トラベルライターに必要なスキル2:SEOの知識
最低限の文章力があれば、とりあえずはトラベルライターになることは可能です。
しかし、SEOライティングの知識を身につけると収入を大きく伸ばすことができます。
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことで、Googleなどの検索エンジンで上位に表示させるための技術です。
そして、SEOライティングとは、検索エンジンで上位表示されるための記事執筆のことです。
多くのメディアが記事を依頼する理由は、検索エンジンで上位表示されるためです。
依頼者の期待に応えることができるライターには、繰り返し仕事の依頼が来ます。
SEOは常に変化する領域で、完全なる正解がない世界です。それでも、根本的な考え方を理解するには『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—』を読めば十分です。
この書籍の内容を理解して実践できるようになれば、文字単価は一気に2〜3倍高くなると言っても過言ではないと思います。
他にもWebライターにおすすめの書籍は以下の記事で紹介しています。
トラベルライターに必要なスキル3:フットワークの軽さ
トラベルライターになるには、記事を執筆する技術だけではなく、フットワークの軽さも重要です。
旅行ライターとして旅に関する記事を執筆するには、さまざまな場所へ実際に出かけて調査する必要があります。
また、ノマドライターとして世界中を旅しながら記事を執筆する場合も、やはりフットワークの軽さが求められます。
しかし、「旅をしながら仕事がしたい」と考えているあなたは、きっとフットワークの軽い人だと思いますので、あまり努力する必要はないかもしれません。
1記事執筆して収入を得ればあなたもプロのトラベルライター!
本記事では、2種類のトラベルライターの違いやトラベルライターになる方法、トラベルライターの収入額などを解説しました。
トラベルライターと一言で言っても実際には2種類あり、稼ぐことを重視するのであれば旅行関連の記事に執着せず、自分の専門分野を積極的に活かして記事を執筆するノマドライターになるのがおすすめです。
まずは、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトに登録しましょう。
そして、仕事を獲得するまでの間に『新しい文章力の教室』と『沈黙のWebライティング』を読んでおきましょう。
1記事でも執筆して収入を得たら、あなたはもう立派はプロのトラベルライターです。
しかし、トラベルライターとして生計を立てられるようになるにはある程度の時間がかかるかもしれません。
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